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北朝鮮から帰国 猪木議員が会見

2017年9月11日 22:24

 北朝鮮を訪問していたアントニオ猪木参議院議員が11日夜に帰国し、会見した。猪木氏は外交を統括する朝鮮労働党の李洙ヨン副委員長と会談し、李副委員長が核開発を「国際世界が圧力をかける限り」行うと述べたことを明らかにした。

 猪木氏「この核開発はいつまで続けるんですかと(李副委員長にたずねたところ)、これはアメリカが圧力を加え、国際世界が圧力をかける限り、我々は実験を続けてよりレベルの高いものにしていきますというような答えでした」

 また会談で、李副委員長は国連の安全保障理事会でアメリカが11日に採択を目指している北朝鮮に対する新たな制裁決議案について「そこにどうして日本が追随していくんだ」と不快感を示した上で、「新たな制裁を加えるのであれば我々はより技術を開発して強固なものになっていく」と述べて、今後も核実験などを続けていく考えを示したという。

 さらに猪木氏が自民党の議員の中にできるだけ早い時期に訪朝団を結成したいという意向があるということを伝えたところ、李副委員長は「喜んで是非」と述べ前向きな反応を示したという。