トランプ大統領は６日午後、安倍首相との首脳会談に臨む。東京の迎賓館から井上幸昌記者が中継。

　首脳会談の焦点の一つは経済問題。トランプ大統領は６日朝も日本との間の貿易赤字の解消に強い意欲を示した。

　トランプ大統領「公平で開かれた貿易を望んでいるが、日本との貿易は公平でも開かれてもいない。しかしすぐにそうなるだろう」

　しかし、最大の焦点はやはり北朝鮮問題。安倍首相は先ほど、記者団に意気込みを語った。

　安倍首相「日米同盟が強固なものであるということを世界に発信していきたいと思います」

　会談で日米首脳は北朝鮮が核ミサイル開発を断念するまで、国際社会と連携し圧力を最大限に強めることを確認するとみられる。その一方で、ある日米関係筋は「アメリカ軍が先月、１１の北朝鮮攻撃プランをホワイトハウスに提示した」と話している。トランプ大統領が軍事的な選択肢について踏み込んだ発言をするか注目される。

■気になるのは北朝鮮の反応だが？

　６日付で北朝鮮の国営メディアが初めて、トランプ大統領のアジア歴訪について触れている。朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は「戦争狂人のトランプがアジア行脚に乗り出した」と伝えた上で、アメリカが空母３隻を展開して北朝鮮に圧力をかけていることなどに反発する論評を掲載した。「正義の核の宝剣でアメリカの挑発を懲らしめる万全の態勢を備えている」と威嚇している。