安倍首相 来月初めに内閣改造を行う方針
20日に行われた自民党総裁選挙は安倍首相が石破元幹事長を破って3選を果たした。安倍首相は来月1日にも党役員人事を行い、その後、内閣改造を行う方針。
総裁選は安倍首相が国会議員票と党員・党友票のあわせて553票を獲得し254票の石破氏を破った。ただ、石破氏は小泉進次郎議員の支持を得るなど議員票で上積みしたほか、党員・党友票でも善戦した。
石破氏「“一強、一強”と言われる中にあって、決してそうじゃないことを示したことに大きな意味があったと思います」
自民党・小泉進次郎議員「自民党自身も違う意見をおさえつけるのではなくて、違う声を強みに変えていく。そんな自民党でなければならない」
3選を受けて安倍首相は来月1日にも党役員人事を行いその後、内閣改造に踏み切る方針。
安倍首相「人事についてはですね、常に適材適所で考えていきたいと思います。しっかりとした土台の上にできるだけ幅広い人材を登用していきたいと思います」
その上で安倍首相は、政権の骨格である菅官房長官や麻生財務相、二階幹事長の処遇について「しっかりとした土台の上にということでくみ取ってほしい」と述べ、留任させる考えを示唆した。
一方で総裁選を争った石破元幹事長らを起用するかどうかについては「適材適所だ」と述べるにとどまった。
また、憲法改正をめぐっては「対応を加速したい。公明党との調整を行いたい」と述べ、次の臨時国会への自民党案の提出を目指す考えを強調した。