安倍首相は１０日に開かれた政府与党連絡会議で、再来週の後半に中国を訪問する方向で最終調整していることを明らかにした。

安倍首相はまた「習近平国家主席や李克強首相と会談し北朝鮮問題などについて議論する」とした上で「日中関係を新たな高みに押し上げていく大きな弾みにしたい」と述べた。

日本政府関係者によると、今月２５日から２７日にかけて中国を訪問することで調整が進んでいる。

今年、日中平和友好条約締結４０周年の節目にあたり、日本政府としては、会談で、習主席が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」をめぐる第三国への協力などについても協議し、両国の関係改善をアピールしたい考え。

また、安倍首相は、今月１６日からスペイン、フランスを訪問するとともに、ベルギーで開催されるＡＳＥＭ（＝アジア欧州会議）の首脳会合に出席することも明らかにした。