衆院憲法審査会 野党の反発受け開催見送り
憲法改正をめぐって、衆議院の憲法審査会は野党側の反発を受けて、6日の開催を見送ることを決めた。自民党が目指していた改正案の提示は、今の国会では行えない見通しとなった。
憲法審査会の開催をめぐって、与党側は、改めて6日の審査会の開催を求めたが、野党側は出入国管理法改正案など与野党の対立が激しい状況では、「開催できる環境にない」と見送りを主張した。与党側はこれを受け入れ、審査会の6日の開催を見送ることを決めた。
自民党・新藤筆頭幹事「(論議を深める)環境整備をしっかり続けていかなければいけない。そういう中で、あすの審査会を断念せざるを得ないのはとても残念です」
自民党は憲法改正案を今の国会で「たたき台」として審査会に示し、議論を前に進めたい考えだった。しかし、会期末を10日に控え、改正案の提示は今の国会では行えず、来年の通常国会に先送りされる公算が強まった。