海自哨戒機 韓国軍艦から“レーダー照射”
岩屋防衛相は、20日、日本海で海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇から、射撃の際に使用するレーダーの照射を受けたと発表し、韓国政府に強く抗議したことを明らかにした。
防衛省によると20日午後3時ごろ、能登半島沖で警戒監視のために飛行していた海上自衛隊のP1哨戒機が、韓国海軍の駆逐艦から射撃の際に照準を合わせるために使う「火器管制レーダー」の照射を受けたという。
このレーダー照射は、ミサイルなどの発射に先立って行われるもので、韓国軍との間で起きたのは極めて異例。直後に、哨戒機が駆逐艦に意図を問い合わせたが、応答はなかったという。
岩屋防衛相「不測の事態を招きかねない極めて危険な行為であるものと認識をしております」
また、岩屋防衛相は、韓国政府に強く抗議するとともに、再発防止を求めたことを明らかにした。
2013年には、東シナ海で中国海軍の艦艇が同じレーダーを海上自衛隊の護衛艦に照射する事案が発生している。