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米軍機訓練の移転候補地3月末までに買収へ

2019年1月9日 12:31
米軍機訓練の移転候補地3月末までに買収へ

アメリカ軍の空母艦載機が東京・硫黄島で行っている、離着陸訓練の移転候補地である鹿児島県の馬毛島について、政府が、3月末までに百数十億円で買収する方向で地権者との間で最終調整していることがわかった。

アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練をめぐっては、2011年に日米両政府が交わした文書の中で現在、行われている、東京・硫黄島からの移転候補地として鹿児島県の馬毛島が明記されていた。

ただ、政府と地権者の土地の売買交渉は金額面でなかなか折り合わず、難航していた。

こうした中、早期の移転実現を目指す政府は買収額を上積みし、3月末までに地権者から百数十億円で買収する方向で最終調整していることがわかった。

アメリカ軍の空母艦載機部隊は、去年3月までに神奈川県の厚木基地から山口県の岩国基地に移転していて、アメリカ側から現在の硫黄島よりも近い馬毛島への移転を求める声が高まっていた。