日本・オランダ首脳会談 G20協力で一致
オランダを訪れている安倍首相は、ルッテ首相と会談し、6月に日本で初めて開かれるG20首脳会議に向け協力することで一致した。
オランダ・ロッテルダムでクルーズをしながら行われた今回の首脳会談。6月に大阪で開かれるG20首脳会議については、日本が議長国としてオランダを招待していることから、両首脳はサミットに向けて共に協力していくことで一致した。
また、来月1日に日本とEUのEPA(=経済連携協定)が発効することを踏まえ、経済関係の強化や自由貿易体制の維持・推進に向け、引き続き協力していくことでも合意した。
さらに両首脳は、イギリスのEU離脱についても意見交換した。
安倍首相「(イギリスのEUからの)合意なき離脱の回避を期待し、イギリスのEU離脱プロセスが円滑に進むことの重要性を確認した」
安倍首相は、「日系企業や欧州の経済にも大きな影響を与える」として、影響が最小限となるよう、透明性の確保などが不可欠との日本の立場を伝えた。
安倍首相はこの後、イギリスを訪問し、メイ首相との首脳会談に臨むが、G20首脳会議の議長として世界経済への影響をいかに小さくできるか、手腕が問われることになる。