不正統計問題「再発防止に全力」~安倍首相
安倍首相は10日に開かれる自民党大会を前に、地方組織の代表者らとの会議で挨拶し、不正統計調査問題について「責任を痛感している」と陳謝した上で「再発防止に全力を尽くす」と述べ理解を求めた。
安倍首相「勤労統計におきまして、長年にわたって不正な調査が行われてきたこと、そして長年にわたってこれを見抜けなかったことにつきまして、責任を痛感しております。統計に対する信頼を回復するためにも徹底した検証を行い、そして再発防止に全力を尽くして参ります」
また、安倍首相は不正統計調査問題はアベノミクスの成果とは「全然関係がない」と述べた上で、賃金は5年間上昇し続けているほか、雇用状況も改善しているとこれまでの実績を強調した。
一方、出席者からは今年予定されている統一地方選挙や参議院選挙への影響を心配する声も聞かれた。
自民党 和歌山県連・吉井和視幹事長「(不正統計問題は)怠けていたのかとか、正確にやっていなかったのかとか、(地元で)いろいろ言われるので(選挙にも)多少影響はありますね」
10日の党大会で安倍首相は選挙に向けて改めて結束を呼びかける見通し。