首相が施政方針演説 不正統計問題で陳謝
平成最後となる第198通常国会が28日に召集された。安倍首相は施政方針演説の中で厚生労働省の不正統計問題について、国民に陳謝した。
安倍首相「勤労統計について、長年にわたり不適切な調査が行われてきたことは、セーフティーネットへの信頼を損なうものであり、国民の皆様にお詫び申し上げます」
安倍首相は、「雇用保険などの過少給付について、できる限り速やかに不足分をお支払いする」と説明し、「再発防止に全力を尽くすとともに、統計の信頼回復に向け、徹底した検証を行う」と強調した。
立憲民主党・枝野代表「間違った統計の結果、経済統計に影響を与えているわけですが、それについての言及も全くなかった。完全にこの問題から逃げている内容だった」
一方、野党側は、不正な統計調査の結果、アベノミクスの成果に偽りがあったのではないかなどとして政府の責任を厳しく追及していく方針。