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歴代最長 河野統合幕僚長を今月末退任へ

2019年3月5日 16:00

政府は歴代最長の在職日数となっている防衛省制服組トップの河野克俊統合幕僚長を今月末で退任させる方針を固めた。

2014年10月に就任した河野統合幕僚長は、2016年11月に62歳の定年を迎えた。

しかし、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出など日本の安全保障環境が厳しさを増す中で、アメリカ軍の人脈が豊富で安倍首相の信任も厚いことなどから河野氏の定年は3度にわたり延長され統合幕僚長としての在職期間は過去最長となっている。

こうした中、去年12月に今後10年間の安全保障政策の指針である「防衛計画の大綱」を改定したことで、政府は、一定の区切りがついたと判断し河野氏を今月末で退任させることを決めた。

政府関係者によると、河野氏の後任には陸上自衛隊トップの山崎陸上幕僚長をあてる方針。