憲法改正などについて話し合う衆議院の憲法審査会をめぐり、自民党は各党で議論の進め方を協議する、幹事懇談会を開こうとしたが、ほとんどの野党が欠席したため開けなかった。懇談会の開催見送りは３週連続。

憲法審査会の会長である自民党の森英介氏は、毎週木曜日が定例日の審査会の開会に向けて委員長の職権で１０日の幹事懇談会の開催を決定した。

しかし、立憲民主党などは強引に進めようとしていると反発して先週に引き続き、１０日も欠席した。欠席は３週連続となる。

立憲民主党などが欠席したため１０日の幹事懇談会は開催が見送られ、出席した議員による、非公式の意見交換のみが行われた。

立憲民主党などは当面、出席しない構えをみせているが、自民党などは幹事懇談会の開催を呼びかけ続け野党側の欠席をアピールすることで、世論に訴える狙い。しかし、今の国会で憲法審査会を開催する見通しは立っていない。