久々の登場 “戦争発言”丸山議員が国会に
「北方領土は戦争で取り返せばいい」と発言した丸山穂高議員が25日、久しぶりに、国会に姿を見せた。体調不良を理由に、国会の聴取に応じて来なかった丸山議員。25日、何を語ったのか。
25日午後3時半頃。およそ1か月ぶりにカメラの前に姿を見せたのは、その発言が問題となった丸山穂高議員。
無所属・丸山穂高議員「自分自身、ぶれずにしっかりと仕事をしていくことで、任期をまっとうしていきたいと考えています。よろしいですか?」
丸山議員といえば、先月、国後島を訪問中に、北方領土について「戦争で取り返せばいい」と発言。
丸山議員「団長は戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか?反対ですか?」
元島民・大塚団長「戦争なんて言葉は使いたくない」
丸山議員「戦争しないと、どうしようもなくないですか」
元島民・大塚団長「いや、戦争なんて必要ないです」
さらに、外出は禁止されているのに職員の制止をふりきって、たびたび外出しようとしたり、建物の外にあった店について「性的なサービスを受けられる店か」と聞くなど、卑わいな発言を繰り返したりしていたという。
与野党はこうした言動を問題視。「国会議員としての資格はない」として、直ちに進退を判断するよう促す「糾弾決議案」を国会史上初めて可決した。
ただ、決議案に拘束力はなく、丸山議員本人は体調不良を理由に国会の聴取に応じず、雲隠れ。
丸山議員側は5月末に「2か月の休養が必要」と説明していたが、2か月もたたない内に、国会に姿を見せた。
安倍内閣への不信任決議案が審議される中、落ち着かない様子で耳を傾ける丸山議員。投票の際には、丸山議員の出席に驚いたのか、どよめきが起きた。
その後、通常は使わない議長席の後ろの出入り口から議場の外へ。
果たして、自身の言動についてどう説明したのだろうか。
◆『Q.2か月の休養が必要ということで休んでいたが?』
無所属・丸山穂高議員「体調が万全というわけではないんですけれども、非常に重要な採決ですので、投票すべきだということで登院しました」
◆『Q.武力で領土を取り戻すという気持ちは本心か?』
無所属・丸山穂高議員「島民の皆さんに対して配慮を欠いていたことについては、何度も謝罪申し上げてまいりました。ただ、いろいろな議論するのは当然あってしかるべきだと思います。議論の一つだと申し上げているだけで、私自身がそうだとは思いません。(G20での交渉で)果たして返ってくるのか、どうか国民の皆さんに見ていただきたい」
◆『Q.議員辞職する考えは?』
無所属・丸山穂高議員「ありません!」
丸山議員は、記者団の質問を切り上げ、その場をあとにした。