野党側 コロナ対策めぐり病床確保について総理の認識ただす
野党側は新型コロナウイルス対策をめぐり、病床確保についての岸田総理大臣の認識をただしました。
野党側は救急搬送が困難な事案が直近の1週間で6000件を超えているのに、なぜ岸田総理は「必要な医療は提供している」と繰り返すのかと追及しました。
立憲民主党・蓮舫議員「救急車にようやく搬送されて、4回以上病院が見つからない、30分以上電話をして頑張っても搬送先が見つからない方が6000を超えている。医療は逼迫(ひっぱく)しているという認識に改めていただけませんか」
岸田総理「去年の夏においては、病床はもう満杯状況でありました。それとの比較において、病床を用意することによって、病床の余力がまだ存在するという全体のことについて申し上げた」
岸田総理は、「病床には余力がある」と述べた上で「1年で最も救急患者が多いこの時期に、コロナの疑いがある方の搬送が増え、難しいケースが生じている。用意した病床が機能するように、引き続き努力を続けていきたい」と説明しました。
また、岸田総理はオミクロン株の新たな種類、BA.2について「専門家の中でも感染力がより強いものであるという指摘もある。しっかりと把握しながら、全体の感染状況をおさえるべく努力する」と強調しました。