自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け、安倍派の最高顧問をつとめる衛藤征士郎衆議院議員が記者会見しました。

衛藤氏は裏金化された政治資金収支報告書に不記載のキックバックの総額が2019年から2021年までの3年間で1070万円にのぼることを明らかにしました。

パーティー券の収入は派閥側が用意した衛藤氏専用の口座に振り込まれ、キックバックされたカネは秘書が現金で受け取っていたということです。

カネは人件費や交通費、事務所費用などに使い、支出は「自らの政治団体の収支報告書に全て記載している」と説明しました。

また衛藤氏はパーティー券の販売ノルマが安倍派内で最高額の750万円だったことを明らかにした上で「コロナ禍前は毎年何とかノルマを達成していた状況」と述べました。