第二次石破内閣発足 30年ぶり決選投票で… 国民・玉木代表は涙目で“不倫”謝罪
11日、首相指名選挙で30年ぶりとなる決選投票が行われ、第二次石破内閣が発足しました。一方、選挙で躍進し求心力が高まっていた国民民主党の玉木代表はこの日、女性との不倫が報じられ、謝罪しています。
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11日午後6時半ごろ、東京・有楽町駅前の広場に集まった、大勢の人々。スマートフォンを見るなどして、時間をつぶしながら待っていたのは、国民民主党の玉木代表です。
国民民主党 玉木代表
「国民民主党代表の玉木雄一郎です。きょうは恥を忍んでここに来ました。みなさんに、まずは心からおわびを申し上げなければなりません。本当に申し訳ございませんでした」
聴衆
「ばかたれー!」
「ふざけんな!」
「がんばれ!」
罵声と声援が入り乱れた、玉木代表の謝罪。その理由は、自身にかけられた不倫疑惑です。
11日、「週刊FLASH」のインターネット版「Smart FLASH」で、香川県高松市の観光大使を務める元グラビアアイドルの女性と、玉木代表の“不倫デート”が報じられたのです。
国民民主党 玉木代表
「だらしない代表で、本当に申し訳ない」
報道について“おおむね事実”と認めている玉木代表。午前中の会見では…
国民民主党 玉木代表
「全国の多くの皆様に、心からおわびを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」
不倫相手について、知り合ったきっかけ、交際期間、ひかれたポイントについて、記者からの質問に応じました。
国民民主党 玉木代表
「もともと(女性が)地元で観光大使もされていたので、様々なイベントでご一緒することもありましたので、具体的な時期は覚えていませんけれど、それが最初のきっかけだったと記憶しております」
「交際がいつからという質問ですが、妻にはすべて話しておりますし、相手もある話なので、具体的な話は差し控えさせていただきます」
「なぜひかれたかということですが、妻子のある身で、ほかの女性にひかれたということは、ひとえに私の心の弱さ…だと思います」
──倫理感が重要な中で、その倫理を守れなかった人が、国を引っ張っていけるとお考えですか?
国民民主党 玉木代表
「まさに妻から全く同じことを言われました。一番近くにいる人を守れない人が国を守れない。まさに私の妻から、厳しく言われた言葉の1つであります」
「私の妻はですね、日本一…夫のために、地元を守ってくれる妻です。だからこそ妻子ある身で、他の女性に好意を持ったという事実は、本当に申し訳ないと思ってますし、妻には謝っても謝りきれない」
先の衆院選で、党の議席数を4倍にする躍進を果たし、勢いに乗っていた玉木代表。11日は各所で謝罪に追われ、党の両院議員総会では、新人議員の前で…
国民民主党 玉木代表
「初当選をされたみなさんをはじめ、国民民主党の仲間に、党員サポーターのみなさんに、心からおわびを申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした」
協議の結果、代表続投が了承されたということです。
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一方、11日午後10時ごろに会見を開いたのは、第103代首相に任命された石破首相です。
石破首相
「政治は国民のものであると、原点に立ち返って、政治改革と党改革に取り組んでまいります」
11日夜、第二次石破内閣が、発足しました。国のリーダーが決まったのは、11日午後。首相指名選挙に臨んだ石破首相は疲れていたのでしょうか、目を閉じていました。その約1分後。目を開けたあとは頬づえをついて、結果を待っていました。
そして石破首相が221票、立憲民主党の野田代表が151票と、誰も過半数233票に届かず。実に30年ぶりの決選投票へ。石破首相と立憲民主党の野田代表との一騎打ちになりました。
その結果は、石破首相221票、野田代表160票。
議長
「石破茂くんを、内閣総理大臣に指名することが決まりました」
戦いを制した石破首相ですが、表情は硬いまま、ため息をついていました。
少数与党となった中、今後の政権運営について石破首相は…
石破首相(11日午後10時ごろ)
「引き続き自由民主党、公明党の連携を基盤としつつ、できるだけ多くの党のご理解を得て、丁寧に謙虚に、国民の皆様方の安心安全を守るべく、取り組んでまいります」
他党との協力を模索していく姿勢を示しました。
(11月11日放送『news zero』より)