日本政府が“情報訂正”…「Jアラート」精度や政府内の連携の問題が浮き彫りに 北朝鮮“3発発射”
北朝鮮が3日朝、ICBM=大陸間弾道ミサイルの可能性があるものを含む、少なくとも3発の弾道ミサイルを発射しました。今回、日本政府は「ミサイルが日本の上空を通過したとみられる」として「Jアラート」を出しましたが、実際には、通過していなかったと訂正しました。中継です。
政府は「Jアラート」は落下物の危険性がある時に速やかに知らせるもので、問題はなかったと強調しています。
政府は3日朝、「Jアラート」でミサイルが日本列島上空を通過したとみられると発表しましたが、その後、「通過していなかった」と訂正しました。
浜田防衛相は「情報を確認した所、ミサイルは日本列島を越えず日本海上空で消失した」と述べました。
防衛省は「Jアラートは正常に作動した」としていますが、最初に「Jアラート」が出されたのは午前7時50分で、これは通過予想時刻の2分後でした。
「Jアラート」をめぐっては先月もシステム上の不具合でミサイルが飛んでいない地域に誤って警報が出されていました。
ある政府関係者は「オオカミ少年のようになるし、見えてしまう」と述べていて、「Jアラート」の精度や政府内の連携に問題があることが浮き彫りになっています。