能登半島地震対応、国会で集中審議 1500億円規模の予備費使用で調整
国会では岸田首相も出席して、能登半島地震に関する集中審議が行われています。中継です。
岸田首相は25日にとりまとめる被災者支援のパッケージについて、「雇用の維持や事業継続の支援は不可欠だ」として、まずは1500億円規模の予備費を使用する方向で調整していることを明らかにしました。
岸田首相「あすにも生活と生業支援のパッケージ、これをとりまとめることにしておりますが、まずは週内26日にも1500億円規模の予備費の使用を決定する方向で、いま調整をしているところであります」
集中審議では冒頭、能登半島地震の犠牲者と救援に向かう途中に航空機事故で亡くなった海上保安庁の隊員に対し、黙とうがささげられました。
また立憲民主党の泉代表は、家屋が倒壊した世帯などに支給される被災者生活再建支援金について「この20年間、物価も高騰し、住宅の建設費も高騰している中、支援金の上限が変わってない」として、上限額を現在の300万円から600万円に倍増するよう呼びかけました。
これに対し、岸田首相は「やり方は、いま検討しているが、具体的な対応を政府として、至急とりまとめたい」と増額を検討する考えを示しました。