参院代表質問2日目 軽減税率など巡り議論
安倍首相の所信表明演説に対する代表質問は9日も参議院で行われている。
消費税率の引き上げに伴い、公明党が肝いりで導入した軽減税率をめぐり、山口代表は安倍首相に対し、中小企業などへのさらなる支援を求めた。
公明党・山口代表「対応レジの注文が殺到し、希望するレジの契約が進まず、補助金の申請ができなかったという話も聞いています。実態を踏まえつつ、補助金の活用を含めたさらなる支援策の検討をお願いしたい」
安倍首相「(軽減税率対応の)レジを導入した場合の補助や、またレジを導入しない場合でも、簡便に経理を行う方法などについて、きめ細やかに支援や情報提供を行ってきたところであり、引き続き中小企業団体の個別訪問等により、現場に寄り添った丁寧な対応をしてまいります」
一方、日本維新の会の片山共同代表は憲法改正をめぐり「自民党の正式な案の提出も必要だし、審議のための環境整備にも努力してほしい」と指摘した。
これに対し安倍首相は「野党各党においてもそれぞれの案を持ち寄っていただき、憲法審査会の場で、議論してほしい」と述べ、改めて野党側に改正案の提示を呼びかけた。