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自民党大会始まる 「解体的出直し」明記 “政治とカネ”に危機感

2024年3月17日 11:38
自民党大会始まる 「解体的出直し」明記 “政治とカネ”に危機感
自民党は都内で党大会を開き、派閥の政治資金をめぐる問題を受け、「解体的に出直す」などと明記した運動方針案を決定しました。大会の会場から中継です。

いわゆる裏金問題やスキャンダルで支持率が低迷する中、自民党はかつてない厳しい状況で党大会を迎えています。さきほどから岸田首相が演説をおこなっています。

公明党・山口代表「私たちの連立政権は2012年、政権奪還をして以来、最大の試練に直面をしていると思います」

自民党・茂木幹事長「政治責任のあり方けじめについて早期に厳正な対応をとってまいります」

17日の党大会では派閥の裏金事件について「真摯に反省し、国民に深くお詫び申し上げる」とした上で、「全く新しく生まれ変わる覚悟で、 解体的な出直しを図る」とした運動方針が決まりました。

また、党則などの改正も決まり、会計責任者が逮捕・起訴された場合、議員本人に対する処分が厳罰化されました。

ただ、裏金問題をめぐっては、いまだに肝心の安倍派幹部らに対する処分が出せておらず党内からはスピード感の無さに不満の声が渦巻いています。

岸田首相は、党大会後、処分の検討を本格化させますが、党執行部内で足並みの乱れが目立ち調整の難航も予想されます。

また、来月には衆議院の3つの補欠選挙が控えていて、結果次第では「岸田おろし」の動きにつながる可能性もあります。

岸田首相は党大会を反転攻勢のきっかけにしたい考えですがその道筋は見えていません。

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