×

立憲民主が歩み寄り 国民と合流協議本格化

2019年12月19日 17:44
立憲民主が歩み寄り 国民と合流協議本格化

難航するとみられていた立憲民主党と国民民主党の合流協議だが、19日までに合流に向けた動きが本格化してきた。

これまで「吸収合併」にこだわる立憲民主党と「対等合併」を主張する国民民主党の溝は大きく、合流は難航するとみられていたが、ここにきて変化が見えてきた。

19日の幹事長会談では、選挙区の調整で立憲民主党に歩み寄りが見られた。国民民主党関係者は衆議院選挙の比例代表で、「両党の候補者を対等に扱うことが一番の肝だ」と話していて、立憲側はこれを受け入れる方針。

立憲民主党・福山幹事長「安倍政権を倒していくために、ぜひ前向きにご検討いただきたいということもお願いしました」

また合流の時期について立憲側は年内にこだわっていたが、17日の党首会談なども通じ、国民側の意向を受け入れ、年明けの通常国会まで協議を続けることで一致した。

それでも、国民民主党の一部からは「事実上の吸収だ」と反発の声が上がっている。しかし、党内では「反対派をきりはなしてでも合流協議を進めるべきだ」との意見が多く、国民民主党の分裂は避けられないとの見方が強まっている。