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岸田首相、幹事長に“関係者の処分を指示” 政治資金規正法の改正「今国会で実現」へ

2024年3月17日 16:32
岸田首相、幹事長に“関係者の処分を指示” 政治資金規正法の改正「今国会で実現」へ
自民党大会で岸田首相は、派閥の政治資金問題について改めて謝罪した上で、関係する議員の処分について結論を得るよう、茂木幹事長に指示したことを明らかにしました。

自民党 岸田首相
「党総裁として国民の皆様に心からおわび申し上げます。先日、幹事長に対し、関係者に対する党としての処分について結論を得るよう指示しました」

岸田首相は処分について「不記載の金額や程度、これまでの役職などの議員歴や説明責任の果たし方などを総合的に勘案し、党紀委員会の議論を経て、厳しく対応をする」と述べました。

裏金問題の処分をめぐっては、全国の地方組織の幹部からも早く処分をするべきとの意見が相次いだほか、党内にはスピード感が無いと不満の声が渦巻いています。

自民党 西田昌司参院議員
「(今月中に)清和研の幹部の方がですよ、しっかりやっぱり説明責任を果たして、そして自らの出処進退を自らで決める」「(自民党は)変わらなきゃ、もうこのまま終わりますよ」

また、岸田首相は自身や党幹部が全国各地をまわり、国民の声を聞く、「政治刷新 車座対話」を行うことも表明しました。

一方、政治資金規正法の改正については「今国会での法改正を実現していく」と述べました。

ただ、来月には衆議院の3つの補欠選挙が控えていて、結果次第では「岸田おろし」の動きにつながる可能性もあります。

安倍派幹部らへの処分を決め、裏金問題にけじめをつけたい岸田首相ですが、支持率が低迷する中、反転攻勢に向けた道筋は見えていません。