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あす「指定感染症」へ 強制的措置も可能に

2020年1月31日 12:38
あす「指定感染症」へ 強制的措置も可能に

日本政府は、新型コロナウイルスによる感染症を「指定感染症」にする政令について、施行を2月1日に前倒しすることを決めた。これにより、強制的な措置も可能となる。

政府はこれまでも施行の前倒しを模索していたが、ある政府関係者は「緊急事態宣言が出たのが大きかった」と話している。

安倍首相「2月1日、あすより施行することといたしました。これにより、我が国に入国しようとするもの(外国人)が感染症である場合には、入国を拒否いたします」

安倍首相は、また「感染者であると確認できない場合でも、入国管理を強化するべく速やかに検討する」と述べた。

また、野党議員が、武漢からの帰国者について「人権の問題もあり自主的に停留に近い措置を取っているというが、徹底してほしい」と指摘した。これに対し、加藤厚生労働相は、帰国者には、政府が確保した施設で外出を控え過ごすよう要請していて「実質的に同じ対応は取れている」と述べた。また、希望者には全員個室を確保したと説明した。