海自護衛艦「たかなみ」中東に向け出発
中東で日本に関係する船舶の安全確保のため情報収集活動にあたる海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」の部隊が2日午前、現地に向け出発した。
出発したのは護衛艦「たかなみ」の乗組員ら約200人。今回の派遣に備え、「たかなみ」には防弾ガラスや大音量で警告を発する機器などが取り付けられた。安倍首相は艦内を視察したあと、隊員に訓示した。
安倍首相「遠く中東の洋上にあっても、私と日本国民は常に諸官とともにあります。諸官におかれては、その誇りと自信を胸に、任務に精励してください」
指揮官を務める稲葉洋介1等海佐は、「しっかり訓練をしてきた。任務に万全の態勢で臨める」と語った。
「たかなみ」は、今月下旬には、アラビア海北部やオマーン湾などですでに活動を始めているP3C哨戒機とともに、情報収集を開始する。