政府は、ロシアが軍事侵攻したウクライナを支援するため、自衛隊が保有する防弾チョッキなどを8日にもウクライナの周辺国に向け輸送を始めることがわかりました。

政府は、ウクライナ政府からの要請を受け、すでに自衛隊が保有する防弾チョッキやヘルメット、食料や衛生用品などの支援物資を提供する方針を決定しています。

防衛省関係者によりますと、政府は8日にもウクライナの周辺国に向け、支援物資の輸送を開始するということです。輸送は、自衛隊のKC-767空中給油・輸送機を使用する方針で、愛知県の小牧基地から出発する予定です。

政府は8日、NSC（＝国家安全保障会議）を開き協議をした上で、輸送の開始を決定する方針です。

自衛隊の防弾チョッキなどを他国に提供するのは初めてです。