岸田首相、LGBT団体関係者に前秘書官発言を直接謝罪「極めて不適切なもの…心からお詫びを」
岸田首相はLGBT・性的マイノリティーの当事者と面会し、荒井前総理秘書官による差別的な発言を謝罪しました。
岸田首相
「不当な差別と受け取られる、極めて不適切なものであり、皆様方をはじめ、 多くの皆様方に不快な思いをさせたことに対しまして、心からお詫びを申し上げたいと思います」
岸田首相が面会したのはLGBTの当事者でもあり、性的マイノリティーの人たちを支援する団体の関係者です。
面会した松中さんによりますと岸田首相は、同性婚を認めた場合「社会が変わってしまう」と自身が国会で発言した真意について、「『変わってしまう』という言葉がネガティブな印象を持たれたのは言葉づかいの問題だった」と釈明したということです。
プライドハウス東京・松中権代表
「今46歳でカミングアウトもして、こういう活動もしている僕でさえ、その言葉を聞いたときに本当に心臓が止まるような、そういうことを首相、一つの国、自分が暮らしている国の首相が言うんだってことで、すごくショックを受けたんですが」
また岸田首相から「当事者を苦しめ社会が変わる鍵となるのは何なのか」について聞かれ、松中さんは同性婚や選択的夫婦別姓などを念頭に「法律や制度が変わることが大事だ」と伝えたということです。