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秘書官の“差別的な発言”首相が陳謝 「全く時代遅れの話」野党が追及 公明党からも“苦言”

2023年2月6日 19:52

首相秘書官が同性婚などをめぐり差別的な発言をした問題で、岸田首相は政府与党幹部の会合で陳謝しました。一方、野党は国会で、「全く時代遅れの話」などと追及を強めています。さらに与党・公明党からは苦言も出ています。

   ◇

岸田首相は6日午後に開かれた政府与党連絡会議で、首相秘書官の差別的な発言について陳謝しました。

岸田首相
「国民に誤解を生じさせたことは遺憾であり、また、不快な思いをさせてしまった方々におわびを申し上げます」

発端は3日、荒井前首相秘書官が性的マイノリティーの人たちや同性婚のあり方をめぐり、記者たちの前で「隣に住んでいるのも嫌だなと思うこともある」などと発言したことでした。その後、発言を撤回し謝罪しましたが、岸田首相は4日、荒井氏を更迭しました。

岸田首相(4日)
「言語道断の発言であると思っております」
「性的指向ですとか性自認、これを理由とする不当な差別、偏見これはあってはならない」

   ◇

野党は、6日の国会でこの問題を追及しました。

そもそも岸田首相は、同性婚の法制化について、“極めて慎重に検討すべき課題”と述べていて、1日の国会では、社会が変わってしまう課題と答弁していました。

立憲民主党 西村代表代行(1日)
「(同性婚の法制化を)いつまでに検討するのか明言をしてください」

岸田首相(1日)
「全ての国民にとっても家族観や価値観や、そして社会が変わってしまう、こうした課題であります」

野党は6日の予算委員会で、1日の答弁が誰の考えによるものか追及しました。

立憲民主党 奥野総一郎議員
「(荒井)秘書官は手を入れてないということでよろしいですね」

松野官房長官
「荒井元秘書官は、関与していないと承知をしております」

立憲民主党 奥野総一郎議員
「そうすると、やっぱり総理自身の考えということになりますが、そこはいいですね」

松野官房長官
「答弁案については、法務省が作成したものでありますが、質疑者と質疑応答を繰り返す中の一部にお尋ねの発言があったと承知をしております」

松野官房長官は明言を避けました。

立憲民主党・安住国対委員長からは、「G7(=先進7か国)の議長国の日本だけが、LGBTや同性婚の問題で全く時代遅れの話をしていて、恥ずかしい状態なんだから直さないと。その意識が岸田さんにないところに深刻さがあるんです」という指摘もありました。

   ◇

一方、与党・公明党からは苦言も出ています。自民党によって国会への提出が見送られた、LGBTの人たちへの理解を促進するための法案について――

公明党 山口代表
「ここはやっぱり、自民党がもう少し積極的になっていただくということが、国民の全体の意識を受け止めることにつながるのではないでしょうか」

山口代表は、今後も法案成立に向けて自民党に協力を促す考えを示しています。