議連発足 「ポスト安倍」にらんだ動きか
自民党の下村選挙対策委員長が新型コロナウイルス終息後の社会を構想する議員連盟を発足させました。党内では「ポスト安倍」をにらんだ動きとみられています。
下村選対委員長「ピンチはチャンスだ。国難の中で今立て直さなかったら、この国の未来はない」
下村氏や稲田幹事長代行が呼びかけ人となった設立総会には、自民党の議員およそ140人が参加しました。今後、働き方の抜本改革や教育改革、緊急事態における憲法改正など12のテーマで提言をまとめる方針で、下村氏周辺は「自民党総裁選への出馬を目指すための議連だ」と話しています。
一方、自民党総裁選への出馬に意欲を見せる岸田政調会長も同じテーマの会議を立ち上げており、11日、2回目となる会合を開きました。
岸田氏は、下村氏の動きについて「同じテーマで議連を立ち上げるとは」などと周囲に不快感を示しており、ともに「ポスト安倍」をにらんだ動きとみられています。