NPT（＝核拡散防止条約）再検討会議に日本の総理大臣として初めて岸田首相が出席し、核兵器の根絶を訴えました。その直前、岸田首相は日本テレビにNPT再検討会議に対する“ある思い”を吐露しました。

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岸田首相は1日、日本の総理大臣として初となるNPT再検討会議で演説しました。

岸田首相（1日、アメリカ・NY）
「核兵器のない世界に向け、現実的な歩みを一歩ずつ進めていかなくてはならない」

岸田首相は唯一の被爆国として、核兵器の根絶を訴えました。実はこの直前、日本テレビのカメラにだけ“ある思い”を吐露していました。

岸田首相（1日、アメリカ・NY）
「前回の会議の時はあと一歩のところで、成果文書をまとめることができなかった。大変残念な思い」

外相として出席した2015年の会議では各国が対立し、合意案が決裂しました。世界の非核化の道筋が示せぬまま閉会となったのです。今回はどうなのでしょうか。

岸田首相（1日、アメリカ・NY）
「今回はそれより、さらに状況が厳しくなっている」

その背景はにあるのは…

ロシア　プーチン大統領（今年4月）
「我が国を脅かそうとするモノに、考えを改めさせるだろう」

「核弾頭搭載のミサイル」をちらつかせるロシアや、核実験の懸念が続く北朝鮮の存在です。

被爆地・広島県選出の首相として提案したのは、核戦力の情報開示などを呼びかける通称「ヒロシマアクションプラン」です。

岸田首相（1日、アメリカ・NY）
「来年のG7広島サミットにつなげるためにも、具体的な成果を出すために努力していきたい」

世界の核を無くすことができるのでしょうか。