岸田総理大臣は訪問先のニューヨークで、イランのライシ大統領と会談し、核合意の立て直しに向けて、IAEA（＝国際原子力機関）による監視の強化を受け入れるよう求めました。

会談で、岸田総理は、イラン核合意の立て直しに向けて、イランとIAEAが合意した、監視の強化などを無条件に受け入れるよう求めました。

核合意の立て直しが進まない中で、岸田総理は、イランとの伝統的な友好関係をふまえ、事態の打開を目指し、働きかけたものです。ライシ大統領の反応は明らかにされていませんが、両首脳は緊密な意思疎通を継続していくことでは一致しました。

両首脳は、また、ウクライナ情勢についても意見交換を行ったほか、岸田総理は福島第一原発の処理水の海洋放出について、日本の立場を説明しました。