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ポスト安倍 菅官房長官、立候補検討本格化

2020年8月30日 11:59
ポスト安倍 菅官房長官、立候補検討本格化

ポスト安倍を選ぶ自民党総裁選をめぐり、動向が注目されていた菅官房長官が、立候補に向けた検討を本格化させたことがわかりました。

菅氏は、ポスト安倍をめぐり、これまで「考えていない」と述べるにとどめていました。しかし、自民党内には「コロナ禍の緊急時なので継続性の観点から後継は、官房長官の菅氏が望ましい」との声も広がっています。

こうした中、菅氏を支持するグループが、31日にも会合を開いて、菅氏に出馬を要請することを決める見通しであるほか、党内第2派閥の麻生派の幹部らは「菅氏擁立で動くべきだ」と会長の麻生副総理に働きかけています。

また、竹下派の中にも菅氏擁立に向けた動きが出てきていることなどから、菅氏は立候補に向け、本格的な検討を始めました。

総裁選をめぐっては、これまで、石破元幹事長、岸田政調会長らが出馬に意欲を示したほか、29日は河野防衛大臣も意欲をにじませています。

ある自民党幹部は、菅氏に候補が一本化され、無投票での選出となる可能性に言及していますが、石破氏や岸田氏の周辺からは「神経戦だ」「出馬しないことはありえない」との声が上がっています。