岸田政調会長、出馬の意向固める 総裁選
自民党の岸田政調会長が、ポスト安倍を選ぶ総裁選に立候補する意向を固め、麻生副総理と会談するなど、支持拡大に向け、活動を本格化させました。
岸田政調会長「総裁選挙に向けて挑戦しようということで、準備を進めています。麻生副総理とは1時間近くにわたりまして突っ込んだ意見交換をさせていただきました。協力をしていただけるよう努力をしたいと思いますし、期待をしております」
岸田氏は、また、党内最大派閥の会長である細田元幹事長とも会談するなど、支持拡大に向け、活動を本格化させています。
これまでに立候補の意向を固めたことがわかっている菅官房長官も、閣僚経験者らと会談し、協力を求めるなど、準備を進めました。
また、立候補に意欲を示す石破元幹事長は、自らの派閥の議員と会合を開き、情勢分析を行いました。会合後、石破氏は、総裁選では党員投票を実施すべきとの考えを改めて主張しました。
石破元幹事長「(日本の将来の)選択肢を党を支えている党員に示すということは、それは責任でしょう。国会議員だけの党じゃない」
一方、立候補に意欲をにじませる河野防衛大臣が、党内の国会議員に対し、自らの推薦人になるよう要請を始めたことがわかりました。小泉環境大臣は、河野氏が立候補した場合には支持する考えを明らかにしていて、今後、河野氏が立候補に必要な20人の推薦人を集められるかが焦点です。
一方、自民党執行部が次の総裁を選出する両院議員総会について、来月14日に開く方向で最終調整していることがわかりました。新総裁選出後、来月17日にも臨時国会を開いて、総理大臣指名選挙を行いたい考えです。