自民党新総裁は両院議員総会で選出
自民党は1日の総務会で、新たな総裁について全国の党員投票を省いて両院議員総会で選出することを決めました。
午前11時から始まった総務会はおよそ1時間45分行われ、先ほど終了しました。党内からは党員投票を行うべきだという声があがりましたが、二階幹事長ら執行部が押し切った形です。
小泉環境相「残念ながらフルスペックの公選はやらずという結論になりましたが、フルスペックで総裁公選をやるべきだと約150人の国会議員、全国の自民党の地方組織のみなさん約400名がやるべきだと」
総務会に乗り込んだ小泉環境相ら若手議員は「開かれた手続きで選出するべきだ」として党員投票を行う総裁選挙を求めました。対する執行部は「党員投票を行う場合準備におよそ2か月かかる。早く選出しなければならない」と説明しました。最終的に総務会は党員投票を行わず両院議員総会を開いて新総裁を選出することを全会一致で決定しました。
両院議員総会では党員票は大幅に減り地方で人気が高い石破元幹事長が不利になることから党内からは「石破つぶしだ」との声があがっています。
若手議員らは自民党議員150人以上の署名を集め、総務会にも乗り込んで抵抗しましたが、二階幹事長らに押し切られた形です。
総務会の決定を受け石破氏と岸田氏はこのあと、正式に立候補を表明する予定です。