総裁選 ほとんどの都道府県で予備選実施へ
自民党総裁選で、今回は国会議員票に加え各都道府県が3票ずつ投票しますが、ほとんどの都道府県が予備選挙を行う方針であることが分かりました。
執行部が時間がかかることを理由に全国の党員投票を省略することで押し切った経緯があり、予備選の実施は、地方の不満のあらわれといえそうです。
もともと党員票に強く、今回劣勢に立たされている石破元幹事長は4日朝、執行部を批判しました。
石破元幹事長「47都道府県で予備選ができるんだったら、なんで全体で(党員投票を)やらないのって」
また、石破氏は4日午後、「納得と共感」をキャッチフレーズとした政策発表会見を行うのを前に、理髪店を訪れました。
石破元幹事長「(Q:ご自身のヘアスタイルに納得されましたか?)もちろん!納得です。皆さん共感してくれましたか」
一方、岸田政調会長にとっても党員票がカギを握っていて、陣営では地元の関係者に電話をかけ岸田支持を訴えました。
岸田派・武井俊輔議員「宮崎でもちょっと票を出していきたいと思いますんで、すんませんが、みんなに声かけといてください」
菅官房長官は粛々と公務をこなしていて、その菅氏に代わって議員事務所への挨拶回りを行っていたのが、菅氏を支持する各派閥の幹部です。
竹下派・山口事務総長「本来なら菅長官が皆さんの所へ行かなきゃいけないんだけど、なにせ候補予定者であると共に、官房長官の職をこなさなきゃいけない」
「派閥政治の復活」と揶揄される中ではありますが、5つの派閥の幹部が手分けして菅氏の挨拶状を渡し、支持を訴えることにしています。