立憲民主党が党大会 参院選「改選議席上回り勢力拡大図る」
立憲民主党が27日、党大会を開き、夏の参議院選挙で「改選議席を上回り勢力の拡大を図る」との目標を掲げた活動計画を採択しました。
立憲民主党・泉代表「私たちはブレずに堂々と、自民党とは違う選択肢を提示していきます。今こそ国民の皆様が選択できるもう一つの『選択肢』『枠組み』を提示する。この政策立案型のリベラル中道政党、立憲民主党の役割が期待されています」
活動計画では、政府の新型コロナウイルス対策について「指導力が不足し国民の命と暮らしに大きな打撃を与えている」「惰性的な政権運営を続ける自民党に日本の将来を委ねてはならない」としています。
その上で、夏の参議院選挙を「今年の政治決戦」と位置づけ、全国の1人区で野党候補の一本化を図るなど、「23の改選議席を上回り勢力の拡大を図りたい」と掲げました。
しかし、候補者調整をめぐっては、国民民主党や共産党との協議はそれぞれ難航しています。
泉代表は、去年11月の就任直後から「政策立案型」の路線を掲げてきました。しかし、アピール力に欠け、党の支持率も低迷している現状に、党内からは「このまま参院選に突入すれば、惨敗する」などと厳しい声があがっています。
泉代表も党大会後の会見で、「訴えてきた価値観や政策がどこまで国民に伝わっているのか」「強い危機感がある」と苦悩をにじませました。
代表として初めて迎える参議院選挙で党の立て直しをどう図るのか。政党支持率も低迷する中、これからの数か月で泉代表の真価が問われます。