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昨夜、菅内閣が正式に発足

2020年9月17日 2:59
昨夜、菅内閣が正式に発足

自民党の菅義偉総裁が第99代の総理大臣に選ばれ、16日夜、菅内閣が正式に発足しました。

国会では16日、衆参両院で総理大臣指名選挙が行われ、自民党の菅総裁が第99代内閣総理大臣に選出されました。

菅総理が「国民のために働く内閣」と名付けた新内閣は、安倍内閣の閣僚を8人再任させるなど「安倍政権の継承」を色濃く滲ませると共に、各分野の専門家を揃えた実行型の布陣となっています。

菅首相「安倍政権の進めてきた取り組みをしっかり継承して、そして前に進めていく、そのことが私に課せられた使命である。行政の縦割り、既得権益、そして悪しき前例主義、こうしたものを打ち破って規制改革を全力で進めます」

菅総理は会見で、新型コロナウイルス対策を今取り組むべき最優先の課題と位置付けました。

一方で、「規制改革を政権のど真ん中に置く」と強調し、河野行革担当大臣に対して、国民が縦割り行政について情報提供できる「縦割り110番」の検討を指示したことも明らかにしました。

また、安倍政権下で「政権の私物化」として問題となった「桜を見る会」について、来年以降、中止する考えを表明しました。

衆議院の解散総選挙については、まずは新型コロナ対策に「全力を挙げて取り組んでいきたい」と述べました。

一方、会見後の初閣議では菅内閣の基本方針が決定されました。

基本方針には新型コロナ対策として、来年前半までに全国民分のワクチン確保を目指すことや、雇用の確保。また、デジタル化などの新たな目標について、必要な投資を行い、力強い経済成長を実現することなどが盛り込まれています。