総務省は２７日夕方、去年１年分の「政治資金収支報告書」を公表しました。参議院選挙などの対応のため政党などの支出が前の年に比べ２０％以上増えています。

総務省が２７日夕方に公表した去年１年間の政治資金収支報告書によりますと、政党や政治団体の収入は前の年より１４億円増え、１０９８億円となりました。

一方、支出は前の年より２１１億円、２２．２パーセント増え、１１５８億円でした。

去年は参議院選挙や統一地方選挙が行われたため、これに伴う支出が増えたものです。

政党別の収入では自民党が２４５億円で７年連続トップ。２番目に多いのは政党交付金を受け取っていない共産党の２０５億円でした。

野党第一党の立憲民主党は前の年のほぼ倍の７０億円でしたが、増えたのは借入金２５億円と政党交付金の増額分、９億円によるものです。