GoToトラベル 年末年始は全国一斉停止
政府は、GoToトラベルについて、今月28日から来月11日まで全国一斉に一時停止することを決めました。
菅首相「年末年始というのは、集中的に対策を講じられる時期だというふうに思いました。そうした中で、GoToトラベルを全国いったんは停止すべきであるという決断をいたしました」
政府は14日、新型コロナウイルス対策本部を開き、GoToトラベルを今月28日から来月11日までの間、全国一斉で一時停止することを決めました。
28日より前に出発する旅行であっても、この期間の宿泊を含む場合は適用外となります。
また、札幌市と大阪市に加えて、新たに東京都と名古屋市を目的地とする旅行についても、今月27日まで一時停止とし、出発地とする旅行は自粛を呼びかけています。
赤羽国交大臣によりますと、すでに予約している分については、一定の周知期間を置き、今月22日から27日までの間に出発する旅行の予約について適用を一時停止します。
また、キャンセルについては、15日から今月24日まで、無料で可能だということです。
旅行事業者に対しては、これまでキャンセル料の35%を国が補填していましたが、国交省幹部は、これを50%に引き上げると話していて、15日の閣議後の会見で発表される見通しです。
対策本部では、さらに、営業時間短縮の要請に応じた飲食店などに支払われる協力金について、年末年始の期間、金額を倍増し、最大で1か月当たり120万円を支援することを決めました。
また、医療従事者への支援策を拡大し、新型コロナウイルスに対応する医療機関や派遣される医師・看護師への支援額を倍増します。医師は1時間およそ1万5000円、看護師は1時間およそ5500円を補助するということです。