来年度予算案 玉木代表、野党として異例の賛成
衆議院の本会議では、来年度予算案が与党や国民民主党の賛成多数で可決されます。戦後2番目の早さで衆議院を通過し参議院に送られる見通しです。
野党として予算案に賛成するという異例の対応をとった国民民主党ですが、玉木代表が自ら賛成討論に立ちました。
国民民主党・玉木代表「トリガー条項の凍結解除によるガソリン値下げを、岸田総理が検討することを明言し、実現に向けた方向性が明らかになったこと。これらを踏まえ、令和4年度予算案に賛成することといたしました」
国民民主党内では、予算案への賛成について、反発する声も上がっていて前原選対委員長など一部の議員は欠席しました。
一方の自民党は今回の動きを歓迎しています。自民党幹部は「連立を組む公明党に配慮しながら、国民民主の政策提言の話は聞いていく」と話しています。
対する、他の野党ですが立憲民主党の泉代表が、「信じがたい対応だ」と批判するなど、野党各党は反発しています。
野党の足並みがそろわない現状について自民党内からは、「賛成してもらえるのはありがたいが、たいした政局の動きにはならない」と冷めた声があがっています。