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当初予算案に国民民主党が異例の賛成、野党から反発も 衆・予算委

2022年2月21日 20:27
当初予算案に国民民主党が異例の賛成、野党から反発も 衆・予算委

国民民主党は衆議院予算委員会で来年度予算案の採決に賛成しました。野党が政府の当初予算案に賛成するのは、極めて異例です。

国民民主党・玉木代表「いわゆるトリガー条項の凍結解除、その事に対して、総理から一定の明確な方向性が示された。それを確認できたので、今回の予算案には賛成するということを決めました」

国民民主党の玉木代表は、「政策本位の判断だ」と強調した上で自公政権との連立について問われると、「連立政権を組むことはない」と否定しました。

岸田首相は自民党の役員会で玉木代表から事前に連絡があったことを明らかにし「与党として歓迎したいと考え公明党の山口代表とも連絡をとった。国民民主党から今後、政策提言等の話もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と述べました。

一方、野党からは反発の声が上がっています。

立憲民主党・泉代表「政策で、与党と論戦をする政党が一つ減るというふうに言わざるを得ない。非常に信じ難い対応ということであると思います」

日本維新の会・藤田幹事長「政権与党になんらかのディールをしたいのか、入りたいのか、そういう形に捉えられても仕方ない」

共産党の小池書記局長は、「事実上の与党宣言であると受け取らざるを得ない」と批判しました。

来年度予算案は22日、衆議院本会議で可決され、参議院に送られる運びです。