国会では、本格論戦がスタートし、岸田首相の施政方針演説に対する代表質問が始まりました。中継です。

最初に質問に立った立憲民主党の泉代表は、「異次元の不祥事だ」と厳しく批判しました。

立憲民主党・泉代表「現時点で40人近くの裏金議員が発覚をしています。まさに異次元の裏金、異次元の不祥事ではないでしょうか。離党勧告や除名処分は行わないのでしょうか」

岸田首相「関係者において明確な説明責任を果たすことがまずは重要ですが、党としても事実関係の把握に努めているところであり、しかるべき手順を踏んだ上で対応を考えてまいります」

泉代表はさらに、全ての自民党議員に対して収支報告書の不記載を調査し、回答するよう求めました。これに対して岸田首相は、関係者の聞き取りを行うとする一方、回答する時期などについては、「事実関係の把握の状況等を踏まえて適切に判断する」と明言しませんでした。

泉代表は最後、こう締めくくりました。

立憲民主党・泉代表「国民の皆さまは今まさに政治の浄化、政権交代可能な政治を求めています。自民党の腐敗ぶりに辟易としている公明党や自民党の改革派の皆さまにも、お考えいただきたいと思います。自民党を下野させ、新たな政権を発足させようじゃありませんか」

立憲幹部からは、「世論の追い風を受け裏金問題で攻めるが、政権を追い込めなければ逆に野党への失望が広がる」と、野党の追及力も問われる国会になります。