武田総務相“NHKはさらなる値下げ可能”
NHKが2023年度に受信料を値下げする方針を決めたことについて、武田総務相は評価する一方、さらなる値下げが可能だとの見方を示しました。
武田総務相「(NHKが)数字で国民に約束したことは、一歩大きく前進したということで、評価していきたい。(しかし)これで国民が納得するわけではないと私は思う。国民に受信料をいただくNHKが、国民に納得され理解される組織になっていくかは、今からもっと真剣に考えていかなくてはならないと思うので、今ここで及第点というわけにはいかない」
Q.NHKの計画よりも安くならないか?
武田総務相「なると思いますよ。今から一つ一つコスト削減、いろんなことを見直すことで、少しでも多くの還元(値下げ)を果たすよう、努力していただけるものと思う」
Q.値下げ時期のスピードアップ(前倒し)も?
武田総務相「いいと思いますよ。できないことはないと思う。(NHKに)やる気があるかないかだ」
また、NHKが将来的にインターネットだけを見る人たちから受信料を取れるかどうかについて、厳しい見方を示しました。
武田総務相「国民から“ネット受信料”への賛同をいただけないと思う。国民的議論が必要になってくる。NHKの独断で決められるような問題ではないと思うので」
この上で武田総務相は、「NHKが将来を見据えたビジョンを明確に示すのがあるべき姿だ」と指摘しました。