参議院予算委員会で、野党側は、新型コロナウイルスのワクチン接種のスケジュールについてただしました。

国民民主党の伊藤副代表は、「自治体が混乱している」として見通しをただしましたが、河野ワクチン担当相は、「供給スケジュールが確定次第伝える」と述べるにとどめました。

国民民主党・伊藤副代表「我が国へのワクチンの供給の見通し、どういったスケジュールでどのくらいの量が届くのか」

河野ワクチン担当相「可能な限り２月の下旬から医療従事者へのワクチン接種をスタートしたいと思っています。いまワクチンの供給スケジュールを確定すべく努力をしているところでございます」

国民民主党・伊藤副代表「情報の小出し、方針の二転三転が自治体の現場を混乱させているのでどのくらいの量がいつ頃くるか自治体に正式な通達が来るのはいつでしょうか」

河野ワクチン担当相「供給スケジュールが確定次第、お伝えいたします」

河野担当相はまた、午前の質疑でワクチン接種に必要なクーポン券を住民に発送する際、医師の診断を受けるための予診票を同封することを検討していると明らかにしました。

また、菅首相は緊急事態宣言の効果について「１都３県の感染者数は徐々に減少している」と述べた上で「専門家から減少傾向にあるかどうか分析していく必要があると言われている」と説明しました。