総務大臣“政務三役も調査対象に”接待問題
総務省の接待問題で、武田総務大臣は、官僚だけでなく大臣・副大臣・政務官の政務三役も第三者による検証委員会の調査対象とする考えを示しました。
参議院予算委員会で、武田総務大臣はNTTから接待を受けたことがあるか問われたのに対し「国民から疑念を抱かれるような会食に応じたことはない」などと述べましたが、10日に引き続き会食自体があったかどうかは明らかにしませんでした。
一方で「第三者のチェック機関が立ち上がるので、政務三役も含めてしっかりと調査するように報告をして、ご指導を仰いで参りたいと考えている」と述べました。
共産党の岩渕友議員の質問に答えたもので、岩渕議員は総務省の政務三役とNTT幹部との会食の日時、相手、費用負担などを国会に報告するよう求めました。
これに関連して総務省幹部は「大臣の答弁は野党が求めていることを検証委員会に“伝える”という意味だ。個別の会食の有無を明らかにしない大臣の姿勢は変わらないだろう」との見方を示しました。