育休中「学び直し」に批判 岸田首相「本人が希望すれば後押し」真意を説明
衆議院予算委員会で30日、岸田首相が先週、育児休業中の学び直しいわゆる「リスキリング」を、「後押し」すると答弁したことについて、その真意を説明しました。
この発言をめぐっては、育児に追われる「育児休業」の実態を理解していないなどと批判が集中していて、岸田首相が釈明に追われた形です。
岸田首相のこの発言に対しては、子育て世代の当事者を中心に「育休は休暇ではなく、24時間子育てに追われているのにいつ学び直すのか」など批判が相次いでいました。
岸田首相
「私自身も3人の子供の親です。子育てというものが、経済的時間的、さらには精神的に大変だということ、これは、目の当たりにしましたし、経験もいたしました」「あらゆるステージにおいて、本人が希望したならば、そうしたリスキリングに取り組める環境整備を強化していくことが重要だという趣旨で申し上げたわけであります」
岸田首相はさらに、「産後育休時の大切さを承知しているからこそ、産後パパ育休、育休制度の拡充、そして、次元の異なる少子化対策に取り組んでいる」と説明しました。