フジHD 外資規制違反認める
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フジテレビの持株会社フジ・メディア・ホールディングスの金光社長は会見で、2012年から2014年にかけて放送法の定める外資規制に違反していたことを明らかにしました。
フジ・メディア・ホールディングスによりますと、2012年4月から2014年9月にかけて、株主総会の議決権における外国資本の比率が、最大で20.00083パーセントとなっていました。
放送法では、これを20パーセント未満に抑える外資規制が定められており、およそ2年半の間、外資規制に違反した状態だったことになります。
また、ミスに気づいたあとの2014年12月に総務省の幹部に口頭で報告したところ、総務省幹部は口頭で厳重注意をしたということです。
金光社長は「外資規制違反は深く反省しないといけないが、それ以外の対応は適法・適正な形で進めた」として、役員報酬の返上など処分は行わないとしています。