初の日独2+2“インド太平洋”で連携確認
日本とドイツの初めての「2プラス2」=外務・防衛閣僚会合がテレビ会議方式で開かれ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携していくことを確認しました。
茂木外相「国際社会の平和と繁栄を支えてきた前提は当然視できなくなってきました。基本的価値や原則を共有する同志国の結束がこれまで以上に求められています」
ドイツは去年9月に新たな外交戦略を策定し、今年はフリゲート艦の派遣を予定するなど、インド太平洋地域への関与を深めています。
4閣僚は会合で、中国の活発な軍事活動をふまえ、力による一方的な現状変更の試みに深刻な懸念を共有しました。
そのうえで4閣僚は、ドイツが派遣するフリゲート艦と海上自衛隊との共同訓練を調整していくことなど、防衛協力の推進で一致しました。
ただ、2月から施行された中国の海警法については日本側から深刻な懸念を表明したものの、ドイツ側の反応については明らかにされていません。