岸防衛相「台湾の安定が重要」与那国島視察
岸防衛相は、台湾までおよそ110キロに位置する日本最西端の、沖縄・与那国島を視察しました。
岸防衛相「我が国の安全保障にとってもとより国際社会の安定にとっても、この台湾の安定というものが重要であります」
岸防衛相は、防衛省としても台湾をめぐる動向を引き続き注視していくとし、南西地域の防衛態勢の強化を着実に進める考えを示しました。
岸防衛相はその後、5年前に配置された陸上自衛隊の駐屯地で、沿岸監視などを行う隊員を激励しました。
岸防衛相は自民党内でも親台湾派として知られ、就任後もたびたび中国の海洋進出の活発化に懸念を表明しています。17日の視察は日米首脳が共同声明に台湾問題を明記する中、南西地域での自衛隊のプレゼンスを強調し、中国を牽制する狙いもあるとみられます。