新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府は東京と大阪に、大規模な接種会場を開設する方針を固めました。

加藤官房長官は記者会見で、「迅速なワクチン接種に向けて、自衛隊の医官、看護官の活用も含めて検討を行っている」と述べ、大規模な接種会場の開設や、接種を行う人員を確保するため、自衛隊の医官や、看護官の活用についても検討していることを明らかにしました。

政府はこれまで、各自治体にワクチン接種会場の運営などを委ねてきましたが、国が主導して接種会場を新たに設けることで、接種のスピードを上げる狙いがあります。

政府関係者によりますと、接種会場は東京都に１か所、大阪に複数箇所、設置することを検討しています。