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都議会自民党でも“裏金”事件「参院選への影響甚大」危機感広がる

2025年1月17日 15:15
都議会自民党でも“裏金”事件「参院選への影響甚大」危機感広がる

都議会自民党の会計担当職員が略式起訴されたことについて、自民党内では石破政権へのダメージは避けられず夏の都議会議員選挙や参議院選挙に対する危機感が広がっています。

都議会自民党の会計担当職員が略式起訴されたことについて自民党の森山幹事長は「党の幹事長としてコメントすることは差し控えたい」、「自民党都議団と東京都連でしっかり対応してほしい」などとするコメントを出しました。

一方、今年は6月下旬に東京都議会議員選挙が直後の7月下旬に参議院選挙が行われる見通しとなっていて、自民党内では選挙への影響を懸念する声が高まっています。

ある自民党幹部は「新たな裏金問題で都議選は惨敗が避けられない。直後に行われる参院選への影響も甚大だ」と危機感をあらわにしています。

また、2023年に自民党の派閥で裏金事件が発覚した当時から党内では「地方組織や地方議会でも同様の裏金があるのでは」との指摘が出ており、組織として自浄作用が働いていないことが露呈した形です。通常国会は来週24日に召集されますが、自民党と石破政権は国会が始まる前から新たな火種を抱えたことになります。

最終更新日:2025年1月17日 15:15